クロスレートとはドルの介在しない為替取引のレートの事です。
要するに「ユーロと円」とか「インドネシアルピアと円」とか「ユーロとスイスフラン」などの組み合わせです。よくインターネットでも「対円レート」と称して「カナダドル/円」などが表示されていますがこの「円とドル以外の通貨の取引レート」がクロスレートです。
クロスレートを出す為には、その通貨がドルに対していくらなのかと言う値が必要になります。
まずは汎用性の高いユーロ/円のビッドとオファーの2ウェイプライスを出してみましょう。
1ユーロ=××ドルと言う具合に自分の国の通貨を基準にドルがいくらか表示している通貨は以下の計算方法を使います。豪ドル、英ポンドも同様の計算方法です。
現在ドル/円 78.50-55、ユーロ/ドルが1.3940-45ドルだとします。
ドル/円は1ドル=○○円の表示方法ですから次の事が言えます。
![]() | ビッドは78.50(ドル買い円売り)、オファーは78.55 110.85(ドル売り円買い)。 一方、ユーロ/ドルはユーロを中心にして考えるのでビッドは“1.3940 (ユーロ買いドル売り)、オファーは1.3945 (ユーロ売りドル買い)”となります。 |
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![]() | ユーロ/円にするにはいらないドルを消す必要があります。 (本章では分かりやすくするために小数点第二以下四捨五入とします。) |
![]() | するとそれぞれドルのポジションが消えてビッド109.43(ユーロ買い円売り)オファー109.54(ユーロ売り円買い)の2ウェイプライスが出来上がります。 それでは次に最近「安全通貨」として脚光を浴びてきた永世中立国の通貨スイスフランと円の2ウェイプライスを出してみましょう。ドル/スイスフランはドル/円と同じようにドルを中心に考える1ドル=××スイスフランと表示する通貨です。 |
ここではドル/スイスフラン取引レート1.2660(ドル買いスイスフラン売り)-1.2665(ドル売りスイスフラン買い)を使って計算します。先ほどと同じように見ていきます。
![]() | ドル/円:ビッドは78.50(ドル買い円売り)、オファーは78.55(ドル売り円買い) ドル/スイスフラン: ビッドは0.8720(ドル買いスイスフラン売り)オファーは0.8725(ドル売りスイスフラン買い) |
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![]() | 先ほどと同じようにドルを消す必要があります。 今度は1ドル=○○方式の通貨同士なのでビッドとオファー、オファーとビッドを組み合わせます。 |
![]() | 90.02-03と言うクロス取引の2ウェイプライスが出来上がります。 これらの計算方法は大部分の通貨で使う事が出来ますが、厳密に言うとカナダドルや香港ドルなど一部の通貨は資金受け渡し日の設定が異なる為計算方法が若干異なります。 |
これらの計算方法は大部分の通貨で使う事が出来ますが、厳密に言うとカナダドルや香港ドルなど一部の通貨は資金受け渡し日の設定が異なる為計算方法が若干異なります。
クロス取引は例えばユーロ/円の動きだけをみるのではなくて、ユーロ/ドルの相場、ドル/円の相場はもちろんの事、ユーロと他のヨーロッパ通貨との動きやドルと他の通貨の動きなどいろいろな通貨の動きを頭に入れておかなければなりません。
いつもドルを中心にして相場展開を考えていると、ユーロ/円やポンド/円などのクロス取引をする時もユーロ/ドルとドル/円の両方でドルが買われているのか、もしくは大量のクロス取引が入ってどちらかが下がっていてどちらかが上がっているのかある程度予測する事が出来るようになります。


















