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顧客市場

外国為替市場には銀行同士がインターネット等通信回線や電話を使って行うインターバンク市場と、企業や投資家などと取引をする対顧客市場があります。参加者としては、ヘッジファンドや事業法人(商社や輸出入業者)、機関投資家(生・損保、投資信託、年金基金など)、個人投資家が挙げられます。

インターバンク市場

インターバンク市場とは、世界中の銀行と証券会社や為替ブローカーが、電話や端末機を駆使して売買を行う言わばプロの市場です。
最低金額は100万ドルで100万ドル単位を基本としており、インターバンクの銀行や為替ブローカーが売買しているスポット取引の通常の金額は500万ドルから1000万ドルかそれ以上になります。
国内では参加者としては日本銀行、銀行(都市銀行、信託銀行、地方銀行、第二地銀、信用金庫、外資系銀行)、仲介業者が挙げられます。

銀行は対顧客市場の所で述べたように、輸出入企業や機関投資家などの希望に応じて外国為替取引を行っていますが、顧客の注文を裁いているだけではどうしても売りと買いの持ち高(ポジション)がどちらかに偏ってしまいます。それを解消する為に外貨の過不足をインターバンク市場で調整します。この持ち高(ポジション)がどちらにも偏っていない状態をスクエアと言います。

ドルを買い過ぎた場合はドルが欲しい銀行に手持ちのドルを売り、ドルが足りない場合はドルを余分に持っている銀行からドルを買います。

更に銀行では銀行自身の勘定で為替相場の変動に伴う差益を狙った売買も行います。これを「自己ディーリング」と言います。これからドル安円高になると思えばインターバンク取引でドルを売っておき、ドルが下がった所を狙ってドルを買い戻します。
ドルを買ってドルの持ち高を増やす事を「ドル買い持ち=ドル・ロング」、逆にドルを売ってドルの持高を減らす事を「ドルの売り持ち=ドルショート」と言います。

ポジション(持ち高)

*ポジションが偏っていない状態=スクエア
*ドル買い持ち=ドルロング
ドルを買ってドルの持ち高を増やしている状態。⇒(スクエアにするにはドルを買った分だけドルを売る)
*ドルの売り持ち=ドルショート
ドルを売ってドルの持ち高を減らしている状態。⇒(スクエアにするにはドルを売った分だけドルを買う)

また為替市場に限らずインターバンク市場では取引成立「DONE」(ダン)となった場合、以後どのような事情があろうとも、その取引を解消する事は出来ません。

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